「引き上げ」って何でしょう?
この表現はだいぶ減ってきたと思うのですが、ジャズ・ダンスやバレエのレッスンでは今も聞く言葉だと思います。
違う表現だったしても、「引き上げ」と呼ばれる体の使い方はできるだけ早く身に付けた方が良いです。
一方、ピラティスではもう少し具体的な言葉を使われることが多いです。
つまり、ダンスでもピラティスでも「引き上げ」は大切です!
伝え方の違いは、ダンスやバレエが子どもも想定して言葉を選んでいるのに対し、ピラティスは大人を想定しているからだと思います。
さて、そんな「引き上げ」について説明させてください。
STEP①コアの安定
骨盤底筋・腹横筋(・多裂筋)で腹圧を高めます。
訳分からない方が多いと思うんですが、内臓が揺れないようにお腹の奥の方の筋肉を”適度に”頑張る(さぼらない)と思ってもらうと良いです。
STEP②”適度に”体を伸ばす
イメージとしては骨と骨の隙間を広げる感じです。
「頭を高くキープして」、「関節に風船が入っていると思って」とか「骨盤と肋骨(胸郭)を遠ざけて」と言われることもあります。
この使い方をすると、腹筋が自然と使われ、全身の筋肉が長く伸ばしながら使えて、各関節への負担が減ります。
特に、上半身が脚に乗っからなくなり、脚への負担が減るのは、脚を酷使するダンスやバレエにはとても大きな要素です。
ピラティスは座って行うエクササイズが多いからか、「骨盤と肋骨を遠ざけて」で体の使い方がぐんと上がる方が多い印象です。
以上が「引き上げ」です。
身体(特に脚と腕)のコントロール力を高めるためにも、健康的に体への負担なく動くためにとても重要な要素です。
ここで一点注意してもらいたいのが、STEP①もSTEP②も“適度に”が大切なところです。
やりすぎると”力み”に繋がって体がカチカチになってしまいます。
カチカチでは上手く動けませんよね。
なので、”適度に”してください。
これは教わっている先生からOKが出るかどうか確認しながら習得していってもらうのが良いと思います。
ちなみに、最近「引き上げ」という表現が減っているのは、背骨を真っすぐにさせようとしたり、肩や首に力が入りすぎたり、何かしらエラーを起こしてしまう人が多いからのようです。
私自身も現場でこの言葉はリスク高いなと思ったことがあります。
でも、「引き上げ」で良い姿勢を作れる人が一定数いるとも感じています。
表現の仕方に固執せず、お一人お一人に合わせた指導・言葉選びをしたいなぁと改めて感じた今日この頃…
皆さんはどんな言葉がしっくりきますか?