ピラティスでもダンスでも呼吸はとても大切です。
この冬、私は喘息で頻繁に咳き込んだり気道にざらつく感覚があったり、呼吸が本調子ではない日々が続いていました。
改めて呼吸の大切さを感じ、同時に呼吸の状況によって体の動きも変わると実感しました。
ピラティスは呼吸をものすごく大切にしています。
動き毎に呼吸が決まっていて、変えるときには理由・目的があります。
事細かに呼吸を指示されるピラティス…初回レッスンの感想第1位が「呼吸が難しい」です(笑)
一方、ダンスでは「呼吸で合わせて」や「呼吸で踊る」と言われます。
音楽なしで踊るときは呼吸で踊っています。(これはベテランさん向け)
呼吸は通常無意識で行っているので、意識的に行うことを難しく感じる方は多いです。
なので、私はダンスでもピラティスでも、最初は呼吸のことは深くはお話ししません。(マンツーマンでは比較的早い時点でご説明しています。)
呼吸以外のこと(主に動き)に余裕ができてから向き合ってもらえればと思っています。
なので、ピラティスやダンスを始めたばかりの方は、「呼吸難しい。よー分からん。もー嫌」とならないでください(笑)
いつか知りたくなるときまで、“呼吸を止めない”ようにだけしておきましょう♪
もし呼吸のことを知りたくなったら、まずは吐くことに意識を向けてみてください。
吐いたときに体がどんな変化をしているか観察してみましょう。
緩みすぎているなら怪我につながるリスクがあるので、動くときに必要な呼吸法を身に付けましょう。
ピラティスのレッスンで最初にやるアレです。
逆に、もし吐いても体が緩められないなら、息を止めていないかチェックしてみてください。
呼吸以外にも問題がある可能性が高いので、それも要チェックです。
おそらく、日頃から力を抜くように言われたり、首・胸周り・腕等の注意を受けたりすることが多いと思うので、指導者に言われたことを振り返ってみると良いですよ。
呼吸は本当に奥深いです。
焦らず、急がずにじっくり発見を積み重ねていってもらうのが良いと思います。