「表現する」ことを指導する Part5

今日は(4)音の強弱と(5)動きの強弱の二つを合わせて考えてみようと思います。

よろしくお願いいたします!

まず、”音”についてです。

音が大きく、強いアクセントが付いているメロディーに、動きも激しくするというのは、よくご覧になる手法だと思います。代表的なものは、「サビで盛り上がる」ですね。

ダンサーにとっては、音楽に引っ張られて気持ちも盛り上がり、踊りやすいという良い面があります。

ここから、更に”動き”の強弱も交えながら、もう少しマニアックな話しに進みたいと思います。

例えば、ドンと大きい音と”同時に”ダンサーがキリッと振り向くと、かっこいいですよね!

では、ドンと大きい音の”後に”ダンサーがパッと振り向くとどうでしょうか?

「音にびっくりした」とも受け取れませんでしょうか?

次に、ドンと大きい音の後にダンサーがのんびり振り向くとどうでしょうか?

「音に驚いて恐る恐る」とも受け取れませんか?

こんな具合に、同じ音でも動きのアクセントやスピードを変えるだけで大きく印象が変わります。

なので、ベテランさんは無音(音楽なし)で踊ることもできます!冒頭でお話しした音楽のパワーをもらえないのでとても難しいのですが、それを補えるだけの動きの強弱で表現できはるんです!すごいですね。

この無音のときは、強弱だけでなく、この後お話しする(6)間と(7)呼吸がとても大切になります。(無音じゃなくても大切ですが)

「間で全てが決まる」と仰る先生も、「呼吸で全てが決まる」と仰る先生も多いです。

ということで、残すところあと二つです。(6)間と(7)呼吸、とても奥深いテーマ二つについてこの後書かせてもらいます。 ここまでお読みいただいてありがとうございます。次回もぜひお願いします。

小東 美菜子

小東 美菜子

Harmonie Jazz Dance Studio代表。STTOT PILATES®認定インストラクター。2014年から京都市内を中心に、ジャズ・ダンス、バレエ、モダン・ダンスを指導。2021年からピラティスも指導する。2023年4月亀岡市でHarmonie Jazz Dance Studio開校。2023年第五回JMM亀岡ジャズ・ストリート ダンス構成アドバイザー。

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