「表現する」ことを指導する Part7

今日は最後の「呼吸」についてです。

前回の「間」と同じく、とても難しい話ですが、よろしければお付き合いください。

よろしくお願いします。

では、早速!

当然、ダンサーは踊っているとき呼吸をしていますが、ここでの「呼吸」は、自然で無意識な呼吸というよりは、”意図的に呼吸を操る”という感じです。

そして、それが表現を助けてくれます!

例えば、驚いたときは息をスッと短く吸います。

リラックスしたときはゆっくり長く息を吐きます。


さて、ここで皆さんに二つの呼吸を試していただきたいです。

  • 息をスッと短く吸ってリラックスしてみてください。
  • ゆっくり長く息を吐いてビックリしてみてください。

いかがですか?やりにくくないですか?「いや、逆やがな」と思った方も多いと思います(笑)

こんな具合に、呼吸は意外と感情に連結しています。日々の生活では感情が呼吸に変化を与えているようですが、いざ踊りで表現するとなると、呼吸を意図的に操ることで、感情を乗せるお手伝いをしてくれます。

ここからは私の感覚的なお話になりますが、「間」も呼吸によってコントロールされると思います。ゆっくり息を吐くと間を多くとりることになりますし、一度に吐くにしても、最初は速く途中からゆっくりにすると自然と動きのスピードが変わって間が生じると思います。

(かなりマニアックで主観的な話になったのでこれはここまでにします。)

話を戻しまして…

表現することに慣れると、自然に感情に即した呼吸をするようになっていきます。すると、わざとらしさが抜けますし、何よりも踊りや感情の流れが途切れにくくなります。

この”途切れ”ないについてお話するためにここまで長々とお付き合いただきました!
次回は最後、ちゃんとまとめて終わりにします。
是非、次回も、いえ、次回こそお読みください!

小東 美菜子

小東 美菜子

Harmonie Jazz Dance Studio代表。STTOT PILATES®認定インストラクター。2014年から京都市内を中心に、ジャズ・ダンス、バレエ、モダン・ダンスを指導。2021年からピラティスも指導する。2023年4月亀岡市でHarmonie Jazz Dance Studio開校。2023年第五回JMM亀岡ジャズ・ストリート ダンス構成アドバイザー。

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